メインテートは脈が速いとき、頻脈型心房細動、洞性頻脈の時によく使用します。
通常量は5㎎ですが、透析患者さんでは通常2.5㎎をよく使用します。
1日1回投与で効果を発揮します。
透析患者さんの場合、2回けて投与することもしばしばあります。
心不全の方にはもっと少ない量で0.625mgや1.25㎎を使用します。
この薬剤はアーチストと比べて、透析患者さんでは通常より倍の18-24時間と半減期が延長するので、効きすぎて、脈が下がりすぎないか注意する必要があります。
また透析では除去されないので、透析中の徐脈にも注意を要します。
心臓を守る、脈を下げてくれる非常にいい薬ですが、管理する我々にとっても、患者さんにとっても、脈拍数と血圧には注意する必要があります。