近々、扶桑薬品からエルカルチンの後発品が発売されます。
エルカルチンは内服薬と注射薬がありますが、新しく発売される、レボカルチン「フソー」は100㎎、300㎎の内服薬のみです。
エルカルチンは高額な薬品であり、後発品に切り替える施設もあると思います。
後発品でも効果がそん色ない薬品も多々あり、後発品が劣っているとは言えないと思います。
ただ、エルカルチンの場合、比較が難しいというのが正直な感想です。
こむらかえりに使用することが多いので、後発品に変えて急にこむらかえりが再発した場合は、明らかに先発品が優れていると思います。
しかし、横ばいの場合は効果が同じなのか、実は必要ないのか。。。
というのも保険適応ではカルニチン濃度が測れないので、数値で判断することは困難です。
エルカルチンは貧血や心臓にもいいといっても、貧血や心臓の評価というのは単一的ではないので、どちらがいいというのは難しいものです。
おそらくは症状などが明らかな変化がない場合は、効果ありと判断し、安価なレボカルチンの方を選ぶと思います。
またまた、おそらくですが、どこかの施設で先発品と後発品のカルニチン濃度を比べた報告が出てくると思います。