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院長の臨床メモcolumn

2016.02.25

インフルエンザ感染の推測は難しい

インフルエンザが猛威を振るっていますね。

感染状態を見ても、先週から今週にかけて大場派に増えており、1医療機関あたり30人以上のインフルエンザ罹患患者さんがいるというデータからかなり流行していると思われます。

今回、A型とB型の両方が流行しています。

昨日の午後診察にある二人の患者様がいらっしゃいました。

1人は37度台の微熱、倦怠感、咽頭痛で来院されました。

すこし節々が痛いような感じです。

インフルエンザワクチン接種はありませんが、周囲にインフルエンザの方もいらっしゃいませんでした。

この方はインフルエンザではないような印象がありましたが、迅速検査を行ってみると「B型陽性」でした。

次の方も同じく37度台に微熱、咽頭痛で来院され、関節痛がありました。

この方もワクチン接種はなく、周囲にインフルエンザワクチンの方はいらっしゃいませんでした。

前の患者さんと同じ症状なので「B型」かなあと思ったのですが、「陰性」でした。

迅速検査が絶対ではないものの、なかなか診断、推測は難しいものだと改めて実感しました。

3月中旬まで持続するようですね。

早く収まってほしいなあと心より願っているのは僕だけではないと思います。