食べるのが早い方ほど生活習慣病にかかりやすいのか?
ある日本人での研究報告をご紹介いたします。
自己申告で食べる速度が
・遅い
・ふつう
・比較的速い
・非常に速い
上記の4パターンの方がいらっしゃいます。
このパターンから
① 食べるのが早いほど肥満になりやすい傾向が強い。
② 血圧や脂質も食事速度とともに上昇しやすい傾向にあった。
③ インスリン療法を行っている糖尿病患者さんでは食べるのが速いほど糖尿病の指標であるHbA1cが高くなった。
以上の結果から、食べる速度が速いほど肥満や生活習慣病にやりやすいという可能性があると結論付けられています。
食べる速度が速いとその先の心臓病や脳卒中にかかりやすい可能性があるとも言えます。
おなじ糖尿病でもゆっくり食べたほうが、血糖値が上昇しにくいとも言えます。
ということはゆっくり食べたほうが体にいいということですね。
当たり前の話のようにみえて、日常生活に沿った非常に大切で重要な研究発表だと思います。