昨日、当院のナースが北播磨総合医療センターで行われたPAD重症化セミナーに参加しました。
参加することを聞いていなかったので、本日回診中に参加した旨を聞き、大変感心しました。
自発的にセミナーに参加することは非常にやる気を感じますし、向学心も高く、意識も高いと思います。
早速,参加したセミナーの資料を見せてもらいました。
重症下肢病変の話が中心で、重症になっていく患者背景やその診断について詳しく書かれていました。
資料にはありませんがたくさんの写真もあったようです。
PADが怖いなあと思ったことや勉強になったことを羅列します。
・SPPはABIよりPADの診断感度が高い。
・間欠性は行が出現した患者さんでは心血管合併症の罹患や死亡率が高い
・PADの3分の2が心血管合併症により死亡する。
・透析患者さんではフォンテイン分類が進行するほど石灰化がおおくなる。
・糖尿病の方の15-25%が障害足潰瘍を生じる。(もちろん程度の問題もあると思いますが)
・重症下肢虚血病変では、多職種で協力した方が、救肢率や生命予後が良い
・PADでは血管内治療やバイパス術の開存度が悪い
・重症下肢虚血病変では血管内治療により足潰瘍が回復する可能性がある。回復には3-4か月要する。