糖尿病の海外雑誌で、血液透析患者さんにDPP-4阻害薬であるオングリザ(糖尿病の治療薬)を飲んで貧血がよくなったという報告がありました。
具体的には腎性貧血の注射であるESAの量が減ったということです。
24週で5902単位から4768単位に使用量が減っています。
またエリスロポエチン抵抗性指数も減りました。
つまりDPP-4阻害薬を内服すると腎性貧血が回復傾向を示したということだと思います。
これまでこのような報告はなく、画期的な報告だと思います。
著者の先生も予想していなかったかもしれません。。。(推測で失礼ですが)
DPP-4阻害薬には抗炎症作用や骨髄機能回復なども報告されており、それが功を奏したかもしれません。
おそらく、今後DPP-4阻害薬と腎性貧血についての報告が、今回の報告を機に出てくると思います。