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院長の臨床メモcolumn

2015.06.06

腎臓病手帳

慢性腎臓病という疾患概念ができて13年がたちます。

慢性腎臓病という名前も徐々に広がってきている印象があります。

さらには、診察をしていると、尿異常やクレアチニンを気にする患者さんが増えてきています。

腎臓病を気にする患者さんが増えることは非常にいいことだと思います。

この度、すばらしい腎臓病手帳ができました。

神戸大学と兵庫医科大学の教授が協力して、専門医、かかりつけ医、患者様用に手帳ができました。

CKD連携は日本全国でも地域差はあるものの、兵庫県でも注目され、加古川市でも今後、中央市民病院腎臓病内科新設とともに加速していくと思います。

糖尿病による腎臓病の方は増えてきています。

早期に、しっかりとした管理で腎臓病は治ることもあり、進行抑制できることもあります。

すこしでも進行を抑制するためにも、今の自分を把握する必要があります。

早速、当院でも「腎臓病手帳」を使っていますが、程よい大きさで記入しやすく、コンパクトにまとめらえています。

当院ではCKDステージ4.5の患者様から使用開始していますが、今後3bの患者さんにもわたしていこうと思います。