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院長の臨床メモcolumn

2014.11.17

朝食を抜くと、昼食後の血糖が上昇してしまう。

朝食を抜く方がいらっしゃいます。

忙しいのか、ダイエットなのか、習慣なのか。。。

当然ですが、朝食をとると血糖値が上昇します。

通常ですと、その後昼食をとると血糖は上昇しますが、昼食後の方が血糖の上昇は低めとなります。

これをsecond meal phenomenonといいます。

だいたい、昼食の方がカロリーが多めなのに不思議ですよね。

これを朝食がとらないとどうなるか?

下の左図のように朝食を抜くと、もちろん朝の血糖は上昇しませんが、昼食後の血糖は朝を抜いたほうが、食後の血糖が明らかに高くなります。

それだけではなく、朝食を食べていないので血糖を下げるインスリンが出ないので、脂肪を分解されてできた遊離脂肪酸が高くなります。

遊離脂肪酸が多くなると肥満になりやすかったり、インスリンの反応を鈍らせたりします。

カロリーが気になる方は朝食しっかり、昼抑え目、夜さらに抑えめがいいでしょう。

夜のカロリーは脂肪肝や皮下脂肪合成を勧めてしまいます。