透析患者さんに限らず、肩こりの患者さんは本当に多いですよね。
透析患者さんでいうと特にシャントの方の肩こりをお持ちの方は多いです。
肩コリで頭痛で、目が重たくなって、首も痛くなるかたがいらっしゃいます。
明らかに肩こりに伴う筋緊張型頭痛です。
肩こりを治すと良くなります。
一般的に湿布と痛み止めということになります。
湿布で治ればいいでしょう。
しかしこのような方は痛み止めを多用しても良くなりません。
ですので
①漢方薬の併用
②トリガーポイント注射
を考えました。
まず、注射より飲み薬です。
ですので肩こりに良く効く漢方薬の一つで『三和葛根加朮附湯』を処方しました。
開始3日後にはかなり有効。
痛み止めの使用量も激減です。
喜んでおられました。
葛根湯も葛根加朮附湯に入っている『葛根』は下記の僧帽筋を温めてくれる作用があります。
僧帽筋は首から始まり、肩、背中にかけて伸びている一番表面の筋肉です。
首も肩も背中も…という方はこの筋が傷んでいる可能性があります。
[添付]
(この図は僕の使用しているSimeon先生のトリガーポイント治療の本から抜粋しました。)
筋肉は暖まると血流が良くなってほぐれます。
そうなると痛みは楽になります。
大手のツムラではありませんがいいお薬です。