院長の臨床メモ肩こり、腰痛、いざの痛みなど多々あります。
ある患者さんが首から肩の痛みで困っています。
整形外科に相談するとレントゲン撮影や診察をしてもらっても特に問題なしということです。
「運動して、もっとうごかしてください。」と。
患者さんは動かしたくても、痛くて動かせないといいます。
ブロック注射しても一日だけしかなくて、その後また痛くて涙です。
内科の僕からすると良くわからないことがあります。
例えば、腰が曲がっているおばあちゃんがいます。
このおばあちゃんって絶対腰が痛いかというとそうではありませんよね。
レントゲンを撮ったら、きっと腰椎は曲がりまくっていると思います。
骨は曲がっているのに痛くない！
しかし上の患者さんは骨はどうもないのに痛い！！
何か矛盾していると思いませんか？
そしたらなぜ痛いのか？
正直言ってよくわかりません。
神経か？
筋肉か？。。。。
神経ってよっぽど傷まないと痛くならない気がします。
ヘルペスってありますけど、それは確かに痛そう。
あれは神経からくる痛み。
しかし、たとえば神経がちぎれてしまったら痛いのか？
たぶんですが、痛くないと思います。
ちぎれてしまったら麻痺になります。
麻痺って、神経が途絶されている状態です。
動かないですが痛くはない。
⇒⇒⇒ということは神経痛ってありますけど、よっっぽど神経が傷まない限りはそうそう神経痛って起こりません。
僕の中では世の中の痛みは筋肉からくることが多いような気がします。
加齢で腰が変形しても決して痛くない。
加齢で半月板が損傷しても決して痛くない。
構造上異常があるからといって、それが痛みの原因ではないような気がします。
こんなことを書いていたらきっと整形外科の先生方におしかりを受けると思います。
理論的には色々あると思いますが、僕が思うに患者さんは痛みが取れたらそれでいいのだと思います。
僕は整形外科に見てもらいながらも、手術が必要なくらい悪い痛みでないのであれば、筋肉痛（筋痛症、筋膜炎）と考えて、痛みを取っていくトレーニングを積んでいこうと思っています。