はじめての方も
お気軽にご相談ください

院長の臨床メモcolumn

2012.03.20

未病を治すための八訓

漢方を勉強していると「未病」という言葉がでてきます。

西洋学的に診断名を受けたわけでもないですが、「イライラ」、「冷え」、「頭痛」、「つかれ」、「だるい」などの日頃誰でも経験するような症状はあります。

そのような病気とは言えない症状が積もり積もっていくと本当の病気になってしまいます。

イライラなどのストレスがたまると高血圧や肥満症になることもあります。

そうなると現在医学では病気ということになります。

病気になる前に未病の段階で本当に病気になることを防いでいくことが重要です。

これはすでに何かしらの病気を罹患している方も当てはまることです。

透析されている方もそうです。

透析をされていても、未病は存在しえます。

全てが透析と関係しているわけではありません。

その中で「未病を治す八訓」というものがあったのでご紹介します。

参考になればいいのですが。

1.少肉多菜(肉を少なく野菜を多めに)

2.少酒多茶(お酒は控えましょう)

3.少糖多果(甘い物のとりすぎに注意し、果物を取りましょう)

4.少食咀嚼(少量をよく噛んで食べましょう)

5.少塩多酢(塩分を少なく、酢を多く)

6.少車多歩(よく歩きましょう)

7.少怒多笑(よく笑いましょう)

8.少憂多眠(イライラせず、よく寝ましょう)

果たして、自分自身がどれだけ八訓を守れているか。。。。

大切だと思いますが、守れているのは一つくらいかも。

少酒多茶…これは自分が酒があまり飲めないので当然と言えば当然。

あとは野菜は好きなので多く取っている方かもしれません。

まあまあよく眠れています。

これを見るといかに自分が日常生活で注意していないことがよくわかります。

中国の昔から語り継がれている養生指導です。

これって、簡単ではないですが、本当に大切なものだと思います。

自分自身を守るために心掛けていきます。