NT-pro-BNPは心不全の診断や重症度判定に使用します。
透析患者さんの心不全や長期予後の状態を把握するために測定することがあります。
透析患者さんでない場合、
要注意は300以上となります。
すでに心不全が発生している可能性があります。
特に900以上となると紹介する必要性、症状があると入院する可能性もあります。
透析患者さんの場合、
透析前に測定するのが一般的なのですが、
1000以下であれば心不全は生じていない。
6000-8000程度になると心不全が生じている可能性が高いとされています。
色んなデータがあるかもしれませんが、
透析患者のNT-pro-BNP
8,000以上 心不全発症率が有意に高い
10,000以上 心血管疾患による入院リスクが上昇
20,000以上 重症心不全や突然死のリスクが高まる可能性