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院長の臨床メモcolumn

2024.11.29

インフルエンザワクチンとCOVID-19ワクチンの同時接種

2つのワクチンがすでに始まっていると思います。

当地域でも同時接種しているところもありますが、当院では同時接種を行わず、まずはインフルエンザワクチンを行い、その後COVID-19ワクチンを行っています。

COVID-19ワクチンはコミナティ®とヌバキソビット®を採用しています。

同時接種に関しては摂取可能ですが懸念しているところもあります。

①同時接種は免疫に過剰な負担が来ないか。副作用が強くならないか。

②どちらで副作用が発生しているかわかりづらい

このたび、JAMAという雑誌で同時接種とその都度接種との副反応における比較試験が報告されました。

COVID-19ワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種

接種後7日間の副反応は、非同時接種(31.3%)、同時接種(25.6%)で有意差はありませんでした。

1回目と2回目と2回の摂取が行われていましたが、いずれも有意差はありませんでした。

ちなみに、2回目の方が副反応発現が少なかったです。

問題点としては小児と高齢者が少ない点です。

現在、日本で摂取している多くは65歳以上の高齢者です。

高齢者における同時接種の安全性の報告が待たれます。