院長の臨床メモかなり大胆な方策と思われるが、それだけ医療、保健所がひっ迫しているのだろう。
検査キット不足も医療、保健所がひっ迫している状況に随伴している。
オミクロンは低リスクの方で、特にワクチン接種を２回している方の重症化リスクはかなり少ないためにこのような基準を設けることは一理あると思われる。
オミクロンシフトというものであろうか？
医師としても心配することもある。
- 途中で薬が欲しい場合：医療機関でコロナと診断されていないため、途中でほしくなったら、治療はできるものの、公費負担になるのか、保険負担となるのか？
- 自身で検査してコロナ陽性という結果を行政に伝えた時点で、「コロナ患者」として認められるのだろうか？
- 診察時には発生届は必要なのだろうか？通常、診断時に速やかに提出するが、自宅療養中に受診した場合はどうなるのだろうか？
- 診断書が欲しいといわれたらどうするのか？
あと、もしキットが無くなったら…？
臨床的診断は簡単のように見えて難しい。
コロナが疑わしいので検査をして初めて診断できる。
このうち、疑わしいが実は検査をしたら陰性という方が多い。
仮に陽性率３０％としたら、１０人中３人はコロナと診断し、７人はコロナではない可能性が高い。
臨床的診断となると１０人すべてコロナ疑いになる。
発生数が大幅に増えてしまう可能性がある。
風邪の症状がある人はすべてコロナとか。。。
また、濃厚接触者で何か症状あればコロナとか。。。
コロナ関係でも忙しくなってきている。
あちこちでコロナが多発している。
少し混乱しそうな目まぐるしい状況になってきている。