①慢性腎臓病になると内因性EPO濃度が低下し貧血になる。
②貧血になるとレニン―アンギオテンシン系が亢進して、血圧が上昇したり、心不全のリスクが上昇する。
③また同系統が上昇するとCKDの悪化リスクにもなる。
④腎臓と心臓が悪くなると、貧血も進行しやすくなる。
貧血、腎臓病、心臓病は相互に関係しており、これをCRA症候群という。
CKDステージ4では約30%、ステージ5では80%以上で貧血となるため、心不全のリスクになりやすく、腎臓自体にも影響が出てくる。
腎性貧血の管理は心臓にも腎臓にも有効である。