透析患者さんにもピロリ菌治療をしますが、用量を減量する必要があります。
・胃酸抑制剤
タケプロンやタケキャブやネキシウムなど→容量そのまま
・抗生剤
アンピシリン→通常は1500㎎を750㎎(透析で抜けるので、透析後に内服)
*500㎎という報告もあります。
もう一つの抗生剤
クラリスロマイシン400㎎を200㎎に減量
つまり、抗生剤半量となります。
除菌成功率は
PPIを使用した場合一時除菌では80%くらいでしょうか?
タケキャブを用いた場合90%とも言われています。
ただ、クラリスロマイシン耐性菌というものもあり、その場合はPPIを使用した場合は、40%とかなり低下します。
しかし、タケキャブを用いた場合は80%くらいとタケキャブを用いたほうが、CAM耐性を問わず成功率が高いようです。
透析患者さんでも除菌率はほぼ同等という報告があります。