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院長の臨床メモcolumn

2018.05.26

CKDと脂質異常症の薬

CKDにおいて、日本ではnon-HDLが上昇すると動脈硬化のリスクが高くなります。

しかし、海外ではCKDステージが進行していくと、心血管病の危険性は減少するとも報告されています。

あと、スタチン(コレステロールを下げる薬)を飲んだ方がいいのかという点も大切な問題になります。

進行しているCKDの報告ではスタチンを飲んでも、心血管病のリスクが低下したという報告は乏しいようです。

よって、

慢性腎臓病の場合;スタチンやゼチーアを内服はまだいいと思います。

透析患者さんの場合:新たに投与しなくていい。

透析患者さんで、CKDの導入前から内服されている患者さんは?⇒中止する理由は明らかではないため、継続も可能