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院長の臨床メモcolumn

2022.06.26

4回目個別接種

来週より当院でも個別接種が始まります。

ほとんど4回目の方になると思います。

ファイザーあるいは、モデルナの選択肢でしたので、当院はファイザーのみとしました。

4回目のワクチンを希望される方はいらっしゃいますが、反対に不安を抱かれる方もいらっしゃいます。

副反応への懸念です。

1回目より2回目は明らかに副反応が多かったです。

2回目と3回目は間が空いたせいか、副反応に有意な増加はないという報告もありましたが、増加したという報告もあり、私も頻度としては多くなったのではないかという印象を持っています。

2回目、3回目で強い副反応が出現する方がそれ以上のワクチン接種を躊躇されるのはよくわかります。

現状では、4回目のノババックスやアストラゼネカは認められていないので、mRNAワクチンをするか、しないかという選択肢となります。

また、悩まれている方の中には、3回目接種したけど、感染した方が多くなっている点です。

これは、オミクロンの特性かもしれませんが、私自身、3回目接種の方のコロナ感染者を数多く経験しています。

論文でも4回目の接種早期には感染予防効果は認めましたが、約3か月後には予防効果はかなり減弱したという報告があります。

ただ、オミクロンでは爆発的に感染は増えましたが、重症化は減りました。

ほとんどが自宅療法でした。

しかし、それは若者が中心に感染し、高齢者の感染が少なかった可能性があります。

やはり、高齢者の重要化予防対策は必要です。

当院では、数は限りありますが、個別接種を行います。しかし、副反応が強く出現した方に対しては積極的に推奨しない方向で考えています。