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院長の臨床メモcolumn

2018.12.14

高齢者の介護研修

12月13日木曜日、透析業務終了後に杉原看護師長よりメディカルアシスタントに向けての「高齢者の介護」についてレクチャーがありました。

透析患者さんではいろいろな合併症や後遺症などで手足が不自由な方々がいらっしゃいます。

それらの方々に対して理論的な介助方法を学ぶことによって転倒などの事故をなくすことを目的に研修を行いました。

研修の内容は非常に多岐にわたり、実技を伴った非常に有意義な研修となりました。

手引きでの介助、介助の際の寄り添い方、杖歩行の方の介助方法、階段の上り下りの時の介助方法、車椅子からベッド、ベッドから車いすへの移乗介助の方法など非常にわかりやすく教えてもらいました。

特に杖歩行の介助方法に関しては、不全マヒの方を例に教えてもらったのですが、我々が思っている以上に杖一本に患者さんの加重がかかり、杖一本で体を支えているもだと実感しました。

バランスのための杖ではなく、本当に支えているものなのであり、もし少しでも滑ったりするとたちまちこけてしまいそうな不安定なものだと感じました。

研修が終了した後、メディカルスタッフも非常に役に立ち、今後にいかせて行けそうだという喜びの声を聞きました。

また、事務員もレクチャーを受けたいという積極的な声も聞きました。

このようにスタッフの向上心とやる気が広がるのはこの上なくうれしい気持ちになります。

スタッフがスタッフを教育し、全体の底上げをすることにより、スタッフの意識が高まり、より良い治療や介護ができていると思います。

部下ながら杉原看護師長は本当に教えるのが上手ですね。

スタッフも「こんな面白く、わかりやすい講義をただでできるなんて」と喜ぶほどの大盛況でした。