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院長の臨床メモcolumn

2020.07.17

透析患者の累積発症数(新型コロナウイルス感染)

(概要)

-透析患者は約33万4505人

-コロナ感染症は120人程度と感染率は0.038%

-中等度は約半数で、重症度は約20%である。

-死亡率は18%程度である。

-上記のグラフ:上は全国の累積感染者数である。下は透析患者の累積患者数である。

 

(感想と印象)

・透析患者の統計は5月以降であるが、週に4-5人と増えてきている。

・感染率に関しては高いとも低いとも言えないが、基礎疾患のある集団と考えると少ないかもしれない。

・クラスター化の恐れはある中で、第1波はよく抑えられていると思われる。早くから、透析医会が独自のマニュアルを作成し、啓蒙活動をされていることと、もともと、透析施設が感染対策の意識が高いことが理由とも考えられる。もちろん、透析患者の感染予防に対する意識も高く、協力的という印象は持っている。