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院長の臨床メモcolumn

2016.03.08

透析患者さんの足病変の重症化予防を重視

今年4月に診療報酬改定があります。

診療報酬が医療側にとって有利になる話はないと思いますし、透析業界にとってはかなり厳しい改訂になりそうです。

しかし、国が決めたので仕方ありません。

落ち込んでも仕方ないですから、前向きに考えるしかないですね。

この4月から透析患者さんの足病変の重症化予防の加算がつくそうです。

ABI0.7以下、SPP40以下というと当院ではあまり患者さんはいません。

しかし、このような患者さんはかなり足の血管の具合がよくないので、基幹病院に紹介し、治療をしてもらった方がいいでしょう。

つまり、連携しながら治療を勧めていった方がいいと思います。

単に検査だけで引っかかるというのではなく、基幹病院の連携して治療をしていくというところがみそでしょうね。

末梢動脈疾患の頻度は多く、足壊疽やQOLの低下につながるので、医療側に、このような加算がつくことによって、注目度があがり、患者さんに反映される流れとしてはいいことだと思います。