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院長の臨床メモcolumn

2014.11.28

透析導入前にはきちんと説明を

当院や非常勤勤務先の加古川医療センターでたくさんの腎臓病の方の診察を行っております。

時に慢性腎不全から末期腎不全となり透析となる方がいらっしゃいます。

私は早めに透析のお話をするように心がけています。

あまり早すぎると拒否感が強くなるのでタイミングを見てお話をしています。

透析のお話をするタイミングとしては軽度の尿毒症(倦怠感、疲れやすくなってきた)、クレアチニン5-6くらいが多いです。

透析というと血液透析というイメージが強いですが、それだけではありません。

腹膜透析や最近では腎移植もあります。

腹膜透析は自分の腹膜で透析するという方法ですが、おおよそ7年間行い、その後血液透析となります。

血液、腹膜透析、腎移植にしろ患者さんのその先の生活が変わるわけです。

それをしっかりアドバイスし、説明をしないといけません。

説明は1度でわかることはなかなかないので、少しずつお話をし、あとは時間をとってスライドや実際の見学で説明を行います。

開業してまだ2年もたちませんが、説明により腎移植や腹膜透析を希望される方もいらっしゃいます。

日本の96%台は血液透析を選択され、血液透析がメジャーですが、患者さんも十人十色です。

透析導入前にきちんと説明をする必要はあると考えます。