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院長の臨床メモcolumn

2022.05.03

透析のVAIVTの適応

  • シャント閉塞
  • シャント血流量400未満、あるいは、RI0.6以上

 

VAIVTの基準としてはいろんな報告があり、血流量でいうとカットオフが350、400、500未満、RIでいうと0.6,0.67などがある。

 

臨床的に判断すると脱血不良になると適応となるが、そうなる前に気づきたいところである。

そうなると、やはりシャントエコーが有用となる。

形態評価では2.0mm以下が重要な基準となる。

血流量やRIは機能的評価となるが、350‐400ml未満、かつ、RI0.6-0.67となると狭窄病変がある可能性が高い。

脱血不良を絶対適応とすると、その前の段階のグレーゾーンで見つけることが非常に重要となる。