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院長の臨床メモcolumn

2020.01.30

腎臓内科外来、透析におけるSDM

共同意思決定SDMは患者さんに主体的に治療方針などに参加していただき、医療従事者と一緒に方針を決定していきます。

患者さんに参加を求め、患者さんがその治療にあたって、何を大切にしているのか?

もちろん、命のことはありますが、家族のこと、仕事のこと、経済的なこと、いろんな背景があります。

次に、治療法の選択肢を説明し、患者さんの理解を得ながら決定を支援していきます。

一つ一つ、患者さん話し合い、決定していきます。 その後も、患者さんの気持ちが変わることがあるので、きちんとフォローアップすることは非常に大切です。

当院では、腎臓外来透析の外来を行っていますが、

必要となる場面は

①透析導入の際の腎代替療法の選択

②透析患者さんが通院困難となった場合

③認知症が出現してきた場合

④在宅生活が困難になってきた場合

⑤透析の見合わせ

今後、意識しながらもSDMは上記のような様々な場面で知らず知らず、行っていくことでしょう。

特に、多職種連携をとり、しっかりとして情報共有をしながら話し合っていく必要があると思います。