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院長の臨床メモcolumn

2018.07.10

最近、腎移植の話が多い?

当院では最近、透析に入る前に腎臓移植の話もしますが、腎臓移植を考えている方が増えています。

1年間で5名の方々。

1クリニックとしては多い方だと思います。

全て生体腎移植の話です。

移植はメリット、デメリットはありますが、やはり、透析を経験し、腎移植された方はすごくお元気になり、その恩恵を喜んでおられることと思います。

5名中腎移植された方は1名で、腎移植を前向きに考えられている方は3名いらっしゃいます。

最近では透析に入る前に腎移植を行うPKTという方法もあります。

それもすごく大切な方法で、腎代替療法としては一つの選択肢にはなると思います。

あくまで個人的な感想ですが、PKTも進めている立場で非常に悩むことがあり、やはり透析を経験してから腎移植したほうがいいのでは?と思いがどこかであります。

その方が腎移植のありがたみがわかるような気がします。

腎移植はどなたから腎臓という大切なものを頂いたうえで、初めて成立します。

それが夫婦間、兄弟、親子間、なんであれ、この上なく尊いものだと思います。

透析のメリット、デメリットを経験することも大切なステップではないかと思うこともあります。