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院長の臨床メモcolumn

2021.05.03

新型コロナの現状

・兵庫県ではPCR陽性率が15%であり、近畿圏では最も高くなっており、入院率も約15%と低く、すべての項目でステージ4の状態である。入院率が低いのは、入院待ち、在宅療養、ホテル療養者が多いと言うことあり、医療の圧迫状況を示している。

・神戸新聞の地方欄には、明石市民病院の藤本理事長のコメントが寄せられていた。1ー3何と比べて、明らかに感染力が高まり、若年者の重症化も多くなっている。本来、同病院は軽症や中等症の患者を受け入れるということだが、ECMOなどの重症患者も受け入れないといけない状況である。この記事の中で、医療者の団結を訴えられると共に、患者を受け入れる民間病院に加え、2回ワクチン接種を受けた開業医が在宅療養中の患者の往診などの期待も寄せられていた。

・昨年同月の緊急時事態宣言では、受診控えや0410対応と言う、いわゆる電話再診による診察と処方が多かった印象があるが、今年に関しては宣言発令以降、明らかな受診控えはなく、0410対応は現在のところいない状態である。しかし、先週より、コロナ陽性自宅療養者の往診に関しては現実化してきており、同地区でも往診要請が発生している。また、県全体でも医師会として往診の体制を構築する動きが急速に加速している。