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院長の臨床メモcolumn

2014.07.10

拡張期血圧(下の血圧)が高い方

高血圧の患者さんを見ていると、時に上の血圧(収縮期血圧)は下がったけど、下の血圧(拡張期血圧)がたかいという方がいらっしゃいます。

拡張期というのは心臓が膨らんでいる最中で本来、血管の血圧は低いはずです。

それでも高いというのは何か問題があります。

一つは心臓弁膜症。

しかし通常はそれほど頻度は多くありません。

一番多いのは生活習慣が原因となっていることが多いです。

「下の血圧がなかなか下がらない」というかたのほとんどはご高齢の方より70歳未満の方が多いです。

原因としては長期のストレス、肥満、大量飲酒があります。

これからは加齢とは別に細い血管(細動脈)に動脈硬化を進行させてしまいます。

大きな血管は柔らかく、まだ上の血圧は上がらない状態でも、小さな血管から動脈硬化を進め、下の血圧を上げてしまいます。

ストレスの除去は難しいですが、アルコールは何とか減らした方がいいでしょうね。