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院長の臨床メモcolumn

2011.11.17

地震対策の勉強会

本日、当院初の患者さん向けの勉強会を行いました。

本当にたくさんの方がお越し下さり本当に感激しました。

中には午前の透析後約3時間も待って頂いた方もいらっしゃいました。

内容は震災対策について。

私がパワーポイントで守って頂きたいルール、兵庫県における震災の可能性(南海地震・山崎断層南東部)、透析中に地震が起こったらなどについて説明をしました。

その後、師長が震災体験を話し、その後技士により実際の透析離脱方法についての実演がありました。

特にやってよかったなあと思うのが実演です。

実演になると患者さんそれぞれが発言し、患者さんの立場からの意見が聞けるからです。

実演としては透析中の離脱方法。

透析回路の血液を捨てて、抜針せずにキャップして終了する方法。

コンソールの裏側にあるハンドル操作での透析回収方法。

それを聞きながら患者さんは

「これは実際にはできない」

「どこまでやっていいのかわからない」

「目が見えないからできない」など。

また災害ダイアルの説明についても教えて頂きました。

本当に有り難いことですし、本当にやってよかったと思いました。

これを聞いて、材料が多すぎるほどパニックを引き起こす可能性があると思いました。

実際はハンドル操作での回収は極めて困難だと思います。

ですからここまでは患者さんにして頂いて、その後はスタッフでやるなどの線引きが必要だと思いました。