はじめての方も
お気軽にご相談ください

院長の臨床メモcolumn

2011.09.29

体重増加が多い患者さんに対して

前回、この時期の体重増加が多い理由を書きました。

実際、どれだけ発汗して、どれだけ蒸発されるかはもちろん測ることはできません。

ただ、どうすれば除水量と除水速度をおさえることができるのか?

まず、患者さんに体重増加が多いとどうなるかを画像を使って説明をしてみようと思います。

肺水腫や高血圧など。。。

あと、除水速度を抑えるということから長時間透析について説明をしてみようと思います。

もちろん、透析時間の延長を強要することはしたくありません。

患者さんが楽になればというとこちらの思いと患者さんが透析時間を延ばされるという思いは一致することはないのですから。

患者さんが納得して、自分の体のために時間を延長するといって初めて長時間透析は成立すると思います。

ただ例外があります。

あまりにも体重増加が多く、カリウムが高く、肺に水がたまりやすい方は長時間透析もやむをえません。

透析も限界があります。

3時間なら3時間の食生活、4時間なら4時間の食生活が必要です。

それを超える食生活をされるのであればそれ以上の透析が必要となるのは言うまでもありません。