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院長の臨床メモcolumn

2019.02.07

ゾルフーザの耐性株の出現(138T変異)

先月下旬に、ゾフルーザの耐性株の報告がありました。

以前よりゾフルーザのA型に対する変異が問題視されていましたが、今回、小児2名から耐性株の出現が報告されたようです。

人から人への感染の伝播ではなく、

ゾフルーザ投与後に、体内で増殖した可能性が高く、

ゾフルーザのみに感受性が低下し、他のノイラミニダーゼ阻害薬に対しては感受性があったようです。

今回は、AH3亜型での報告であり、H1N1pdmやB型での報告はありません。

個人的にはB型であれば、使用できると思っています。

全ての例に効果がないというわけではありませんので誤解のないようお願い致します。