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院長の臨床メモcolumn

2018.02.23

アトーゼット

今回は、コレステロールの薬のお話。

コレステロールの薬で有名なスタチン系と、食事のコレステロールの吸収を抑える薬が一緒になった薬剤(合剤)が発売されました。

その名前がアトーゼット:

具体的にはスタチン系:アトルバスタチン+ゼチーア(エゼチミブ)の合剤です。

コレステロールの合成と吸収を抑える薬なのでかなり効果は期待されます。

効果も1か月以内に速やかに低下し、コレステロール目標値達成率も高いと報告されています。

慢性腎臓病の方では心血管イベントを抑えるために、LDLを120未満に下げる必要があります。

基本的にはスタチンだけで低下することは多いですが、中には下がりづらい患者さんもいらっしゃいます。

その時に、登場するのがこのアトーゼットになると思います。

2剤型あって、

アトーゼットLD=アトルバスタチン10㎎+ゼチーア10㎎

アトーゼットHD=アトルバスタチン20㎎+ゼチーア10㎎

となります。